愛の不時着の登場人物をアロマ心理学で解説!
主人公の韓国人女性ユン・セリが、パラグライダー事故に遭い、不時着した場所。そこは、なんと北朝鮮!初めて出会った人物こそ、今後彼女の運命の人となる相手である、リ・ジョンヒョク。
決して出会うはずのない二人が、国境を超えて、愛を貫く物語に、多くの人が胸熱な気持ちになったのではないでしょうか。南朝鮮と呼ばれる韓国の財閥の娘が巻き起こす波瀾万丈の恋物語。
このドラマで描かれている2つの恋をアロマ心理学で解説していこうと思います。
主人公ユン・セリは勝利型
大韓民国屈指の財閥2男1女の末っ子の娘であり父の愛人の子供
兄たちが後継者争いにお互いの足を引っ張りあっている時、早めに独立して、独自のブランド「セリスチョイス」を立ち上げ、「セリスチョイス」の大成功を皮切りに、経営能力まで認められ、父から後継者に選ばれるというセリ。
『セリスチョイス』が美容業界ブランドとして、成功している点も、勝利型女性の特徴を顕著に表していると言えます。私が今まで出会っててきた勝利型女性の特徴として、多くの女性が「美」に関係がある仕事をしていることが多いのです。エステサロンのオーナー、トータルビューティーサロンのオーナー、化粧品、補正下着の販売、そして、体型維持のためのダイエット関連のトレーナーなども勝利型の人が多く会社を経営していることが臨床からわかっています。
主人公セリは、財閥の娘ですから、お金持ちであることが当然の世界で生きてきています。それが北朝鮮で、無一文の状態であったとしても、潜在意識に刻み込まれた「お金持ちマインド」によって、現実が作られているのも、面白い!貧富の差が激しい北朝鮮で、初めに出会った運命の人であるミンギョン大隊5中隊の隊長であるジョンヒョクは、北朝鮮総政治局長の息子。無一文のセリが欲しいものをなんでも買ってあげる財力に、潜在意識の思い込みは、北朝鮮でも、お金に不自由させない生活を保障するのだと、勉強になる場面が多くありました。
セリの勝利型特有の振る舞いは、ジョンヒョクの部下たちに対して、「弟」であるという場面にも表れています。勝利型は、向上心が高く、自分と相手に差を作る傾向があります。セリの振る舞いは、自分は特別な人であるという振る舞いで、自分の価値をしっかり理解している勝利型の特徴です。さすが、勝利型!まさに、完璧な女性であると自分のことを思い込んでいるからこその言動なのではないでしょうか。
恋する相手ジョンヒョクは自由型
北朝鮮総政治局長の息子。現在ミンギョン大隊5中隊の隊長を勤めている。
不正に妥協することのない原理主義者として描かれているジョンヒョク。 生まれつき兵士のように意志の強い部分を持ち合わせている性格で描かれている彼は、自由型の典型的と言えるでしょう。
自由型は、カルマに『不正の傷(頑固な人の仮面)』という心の傷を持っていますが、実直で嘘をつくのが嫌で、自分のために嘘はつかないが、人のために自分が犠牲になってもいいとなるときに、嘘をつく。まさに女性にとっては王子様的な存在なのが、自由型男性の特徴です。
美術学校を卒業後、スイスに留学するほどの才能あるピアニストであったという設定も、自由型は誰かに賞賛されなくても一人でコツコツ努力する人が多く、忍耐の自由型と呼んでいます。クリエイティブな人が多いので、ピアニストであるのも納得。 恋をする際にも、自分の恋心にブレーキをかける傾向があり、基本的にじっくりゆっくり恋をします。
自由型にとって恋は信頼であり、長い時間を共にし、心通わせられると思う人でないと恋はしません。勝利型で完璧な美貌を持つユン・セリ相手でも、自分には婚約者がいるということをしっかり認識し、自制するあたりも自由型特有かと感じます。部下にも信頼が厚いのも、自由型が自分で責任を取る姿勢によるもの。まさに、王子様的な存在として描かれる理由がわかりますね!
ジョンヒョクの婚約者ソ・ダンは自由型
平壌の最高級デパートの社長である母の一人娘。ジョンヒョクの婚約者
ジョンヒョクのことを学生時代から思い続け、親が決めた婚約者として、ジョンヒョクを十年待ち続けたソ・ダン。彼女は気長で忍耐の自由型で間違いないでしょう。
自由型の男女の特徴として、客観的な視点で物事を見る観察能力と、決して隙を見せないリスク回避型である特徴が、ダンさんの恋愛に対して不器用な面を表していると感じます。
好きなのに、好きだという態度を表すことができず、笑顔すら見せないことによって、心の距離をいつまでも縮めることができないのは、自由型同士の恋愛ではよくあること。
自由型同士は、同じ価値観を持っているからこそ、一緒にいると居心地はいいのですが、激しく燃え上がるような情熱を恋愛で感じにくいという特徴があります。
ジョンヒョクは、彼女の無意識で作り出す心の壁を壊すこともせず、ただ、婚約者だからといった他人行儀な部分も、彼女を多く傷つけましたね。
ジョンヒョクが、ユン・セリに夢中になっていくのをみて、悲しみに暮れている時に、出会うのが、真実型のク・スンジュン。自由型女性にとって真実型は、まさに理想の王子様。自分の全てを受けて入れてくれ、どんな自分でも愛してくれるスンジュンに惹かれ、彼女は、スンジュンが自分を思ってくれたことで女性として生まれてきてよかったと感じることができた。不器用な自由型女性の心を射抜くのは、いつだって真実型だなあとそう感じました。
ユン・セリと結婚話が出たク・スンジュンは真実型
英国国籍のビジネスマン。セリと一時結婚話が出た男性
セヒョン(セリの兄)との取引中に多額の公金を横領して必死に逃げ出し、韓国の警察が決してやってこない場所、北朝鮮にやってきたクンジュン。 彼は時効まで北朝鮮で静かに隠れていようとしたのですが、ユン・セリと再会し、セリの兄からセリを北朝鮮に閉じ込めておくように命じられる。
セリと再度、結婚しようとするのですが、ジョンヒョクの熱い想いに負けたことでその想いを諦め、そして、ジョンヒョクの婚約者であるダンに恋をするのです。クンジュンは、初め、横柄な態度で嫌な人物として描かれる場面も多かったのですが、ダンに恋をしていく中、彼女の前では誠実な男でいたいと願い、ダンを守って亡くなってしまうという悲しい最後を迎えます。
真実型男性は、相手の全てを受け入れたい、愛されるより愛したい人が多いのが特徴です。好きになった相手が、どんな人でも全てを受け入れ、まるで王子様のように甘い言葉を囁く。ジョンヒョクに恋焦がれ、十年という長い月日、思い続けたのにもかかわらず、恋が成就することがなかったダンは、女性として自分に自信が持てないでいた。そのダンにとって、クンジュンの「ダンさんは綺麗だ」という言葉は、どれだけ救ったか。
真実型男性の一途な愛は、とてもロマンティックで切なく、深いのが特徴です。自由型男性は、モラルに厳しく、相手に対して責任を持つことを決心すると、時に説教することも多いのが特徴ですが、真実型は、優しくて女性性が高い男性が多いため、強気な女性に惹かれやすく、その女性に対して従順になるため、多くの女性が、真実型男性に愛されたいと願う、そんな男性が多いのが特徴です。
まとめ
いかがでしたか?アロマ心理学オンラインサロンParfaitでは、毎週土曜に、アニメ、ドラマ、映画などの登場人物をアロマ心理学で解説しています。
アロマ心理学は見た目でどんなタイプかわかるのが特徴です。ドラマやアニメのキャラクターの特性を、楽しく分析することで、自然と見る目がつき、楽しみながら、人を見る目を養うことができるのが特徴です。
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