飲める精油には全く効果がない!その理由とは?

精油を料理に入れて飲む!すると人間の体にはどんな影響があるのでしょうか。

 

アロマセラピストの大島鶴枝です。
近年、アロマテラピーを商用的な目的で
使用する精油メーカーから
飲める精油が販売され多くの人が
料理にかけたり飲料水に入れたりして
精油を飲んでいると聞きました。

 

精油を飲む=精油の服用についてですが
まず、精油は絶対に飲んではいけません。

 

なぜかというと、日本のアロマテラピーは
精油は雑貨扱いです。

 

食品ではないのに、精油を飲むということが
そもそも間違っているんですね。

しかも精油は原液塗布禁止です。

 

精油を触ることすらできないのに
服用するなんて。
ダメに決まっているじゃないですか!

 

と、多くのセラピストが声を上げている
のがひきこもりがちでセラピストの交流が少ない
私の耳にも届いてきています。

 

ただ、内服できる精油は食品扱い
として申請していると聞きますから

 

食用のアロマに関しては
飲んでも経口毒性などはないように
作られているのだと思います。

 

でも、精油の語源は”精のエキス(essential)”
”オイル(oils)”と呼ばれるくらいですから

食品扱いのアロマという時点で
人が手を加えたもの。

天然100%のアロマでない
ことだけはわかります。

 

でも今回はこんな誰もが声を上げて言う
当然のことをお伝えしたいわけではなく

 

今回は精油の化学から天然精油100%の
野生からとられる精油を直接飲んでも
意味がない理由をお伝えしたいと思います。

 

精油を飲むということがいいも悪いも
私たち人間の体に良い影響を与えるのか

そのことを教えてくれるのが芳香成分から見る
精油の化学です。

 

化学的な部分から見て、精油を直接
料理に垂らして飲んでも全く
意味がないと言えると断言できるのです。

 

一体どういうことなのでしょうか。

 

私たち人間が排出する二酸化炭素は
地球上でいう無機物というもので
一酸化炭素などと同じように必要のないものです。

 

この必要でない無機物を植物は光合成を
行うことで有機物(酸素)に変え、地球を
動物や人間が住める場所にしてくれているのですが

 

それだけでも充分地球に貢献している
植物は、光合成を行った際、
太陽の光・二酸化炭素・根から得た水
この3つで芳香物質を生み出します。

 

それが精油(エッセンシャルオイル)です。

飲む精油は意味がない理由とは?

精油は、植物が意図して生まれる産物ではなく
光合成をするとできてしまうものであり
その芳香成分は植物の奥の奥にしまいこまれています。

 

それを水蒸気蒸留法などで人間が油のみを抽出し
その芳香成分の香りを嗅ぐだけで肺胞に取り込まれ
肺胞から血液を通って全身へと運ばれて行きます。

 

精油は炭素と水素でできているので
揮発してしまう芳香成分です。

 

水素は炭素、酸素よりも小さく軽いため
体に浸透しやすいかといえば、反対で
すぐに空気よりも上に上がってしまうため

 

体内に止まりにくいのです。

芳香成分は炭化水素で炭素原子と水素原子
が結合してできています。

水素分子に変わる瞬間

物質は原子のままでは不安定なので
他の原子と共有結合し互いに安定した
形をとる方法で分子へと変化します。

 

これは単純に水素原子2個が結合し
H2(水素分子)が出来上がるところを
図に表したものです。

 

同じように炭素と水素も水色で書かれている
電子を共有し、結合を繰り返してできる
ものが炭化水素で構成されている芳香成分になる
わけですが(とっても簡単にまとめて解説しています)

 

炭化水素でできている芳香成分は空気よりも軽く
水素と同じように揮発性の高い油です。

精油は古代文明から
essential oils(エッセンシャルオイル)
ラテン語でes-sentiaが語源の名称で意味が
あっけなく気体とかしてしまう液体
という意味。

 

精油は別名:揮発性の油とも呼ばれています。

 

その揮発性の油を瓶を振って料理にかけ
その芳香成分を食すまたは飲む

 

これに意味があるのかというと
精油は水に混ぜても油ですから混ざらない
ですし、芳香成分が胃まで運ばれても、精油は
揮発性の油ですから、気管支を通り抜ける際に
呼吸をすれば、息とともに揮発してしまいます。

 

そのため胃まで到達できないんです。

 

水素と同じです。
水素も水素水をその場で作って飲んだとしても
胃まで到達できず途中で揮発してしまうように

 

精油も炭素と水素でできている原子が小さい
ことにより、食事とともに胃まで届けよう
としても途中で揮発して胃に到達すること
ができません。

 

だから、飲む精油は私たちアロマセラピストから
いうと、意味のない行為と言えるのです。

 

でも、精油の香りは人に影響を与えるのに、
なぜ飲んだ方が効果がないの?と思うと
思いますが、飲んでもいいのですが
胃まで到達するかどうかがとても重要なんです。

 

胃まで到達すれば芳香成分が腸まで
到達するので全身を巡ることができますが
気管支あたりで揮発してしまっては
意味がありません。

 

それとは別で香りを嗅ぐと言うことは
食すよりも精油を取り込みやすい方法だと
言えます。

 

人の嗅覚はとっても優れていて
天然のエッセンスである精油の香り(芳香成分)
かなり微量でも嗅ぎ分ける能力があると言われています。

 

例えばバニラなら200万分の1mgの芳香成分
が空気中を漂っていても、私たち人間の嗅覚はそれ
をキャッチし脳に影響を与えると言われています

 

さらに
ムスクなら0.000.000.000.000.032オンス
の量でも嗅ぎとる能力を持っています。

 

植物のように有機物を作り出すことはできないのに
植物が作り出した芳香成分を
嗅ぎとり、とり込む能力
だけは優れているのが人間なんですね 笑

 

しかも鼻でキャッチした香りの分子は
電気信号へと変換され脳に様々な影響を与えます。

 

そしてアロマトリートメントも
精油をとりこみやすい方法と言えます。

 

皮膚に塗布すると精油分子はとても小さいため
角質層、真皮層、皮下組織を経由し、
血管まで到達、血管から血液をめぐり
全身へと精油成分が運ばれます。

 

食すことと香りを嗅ぐ、皮膚に塗布する
と言うことでは違うアプローチ
なるわけですね。

 

日本のアロマセラピストが精油の香りを
嗅ぐ、塗布することは許可されている
けど、飲用を禁止されている理由としては

 

精油には毒性があり、飲用した際に
刺激を含むものがあることで粘膜などの
損傷が起こる可能性経口毒性があります。

 

そのように危険性が高いのに、嗅ぐことでの
精神的な効果やトリートメントの
体液循環の促進などの見てわかる
効果はないため

 

日本では飲用は禁止となっているんですね。

 

直接飲むのなら、トリートメントの方が
精油を体に取り込む確率は高くなりますし
調香した精油の方が飲むよりも精油を
嗅覚から、肺からと取り込む確率は
高くなります。

 

ただ、フランスのメディカルアロマでは
実際に精油を内服したり、胃に直接注射して
芳香成分を届ける治療を行う場合があります。

 

この方法は、香りを嗅ぐことよりも
トリートメントよりも精油成分での
効果が高い方法です。

 

たた直接内服するのではなく
薬局で売っている内服用のカプセルに精油を
垂らしお薬のように内服しています。

 

もちろん日本ではそんなことを
お勧めするアロマセラピスト
はいません

 

精油には毒性を持つものもたくさん
ありますので知識がないまま内服する
といった行為はとっても危険です。

 

あくまでフランスではのお話ですので
知識のないまま内服をするということは
絶対にしないでくださいね。

 

ぜひ、参考にしてくださいね。

 

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